2015年3月14日(土)
午前11時30分〜午後1時30分
リーガロイヤルホテル
みんなを元気にする歌がある みんなと心をつなぐ文化がある
2015年3月14日(土)
午前11時30分〜午後1時30分
リーガロイヤルホテル
春を呼ぶ3月14日(土)リーガロイヤルホテルで「第9回イイ文化サロン」を開催。学者・文化人・音楽家・舞踊家・市民など文化を愛する人達が参加した。
オープニングはソプラノ・大西淑子さんと筝・小島雅楽幸さんによる「平城山」「ゆりかご」の和洋による音色は聴く人の心に染み入り癒された。
今回の講演は笠谷和比古さん(国際日本文化研究センター教授)が「伝統文化とグローバリズム」をテーマに熱く語った。
「吉野千本桜」「曽根崎心中」天王寺の「茶臼山」などの舞台は東京ではなく関西、伝統文化は守るのではなく世界文化遺産の「文楽」などはもっと海外に発信すべき。また経済活動と文化活動の融合について、例えば京都の「湯豆腐」と大阪では価格が倍以上違う。京都は文化的価値を上手く取り込んでいるからである。これからは「文化芸術とハイテクの融合」(竹自動車)や「芸術による町おこし」(京大・芸大・日文研)などの具体例を示し伝統文化の活用を訴えた。
参加者からは「伝統文化は現在の資源には驚いた」「関西に住む私たちの使命を教えていただいた」との声。この後、ルーテル学院大学准教授の上村敏文さんが「和洋の統合」の必要性を述べ乾杯。ランチを楽しみながらの文化談義は続いた。
片岡量臣幹事の指揮で「早春賦」を全員で謳い、船岡陽子副会長は次回6月の「講演と交歓の集い」の参加を呼びかけ閉幕した。