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イイ文化サロン

第6回 イイ文化サロン

2014年6月28日(土)
午前11時30分〜午後1時30分

リーガロイヤルホテル

紫陽花が輝く6月28日(土)リーガロイヤルホテルで「第6回イイ文化サロン」を開催。学者・文化人・音楽家・画家・市民など文化を愛する人110名が参加した。
オープニングは中川啓子さんのシター演奏「G線上のアリア」「アメージング・グレース」の繊細で優しい音色は聴く人の心に染み入り癒された。
今回の講演は柿木道子さん(くいだおれ女将)の「浪速のおもてなし」をテーマにユニークな原体験を語った。
父は道頓堀に庶民が楽しめる食堂を昭和24年に開業、表を通る人達にも喜んでいただこうと文楽人形をヒントに “くいだおれ太郎” が誕生。その太郎の公序良俗を訴える性格は道頓堀の名物となり観光客を呼んだ。全国のお客様が来られ各地のことを知らないと会話も成り立たず、接客の勉強を重ねた。お客様から教わった「真のおもてなし」は、相手を知り一人ひとりに合った「おもてなし」が商いの原点。此方の人間性や心が相手に伝わりそこから楽しみや、喜び、感動が生まれる。この「イイ文化サロン」に来て価値観の違う人と交流することが自身を磨き高めることになる、と結論された。
参加者からは「良かった、感動した」「おもてなしは人間性を磨くことや」との声。この後、兵庫県立芸術文化センターの藤村順一副館長が「くいだおれの総合食堂のように、芸術文化センターも総合文化の発信を目指す」と所感を述べ乾杯。ランチを楽しみながらの文化談義は熱く続いた。
片岡量臣幹事の指揮で「夏の思い出」を全員で謳い会場を盛り上げた。船岡陽子副会長の中締め挨拶は8月の京都サマーコンサート(京都ブライトンホテル)と後期の9月と11月の「講演と交歓の集い」に参加を呼びかけ閉幕した。

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2014/06/28        artculture   |