春の訪れに心が浮き立つ３月９日（土）午前１１時よりリーガロイヤルNCBで「第２１回イイ文化サロン」を開催した。
船岡陽子会長から２０１９年の新体制を紹介後、大阪音楽大学理事長中村孝義氏は「音楽との対話〜心を豊かにする音楽とは〜」をテーマに講演。若者にクラシック音楽のフアァンが少ないのは「感動を与えていない」からに起因するのでは？楽譜通り再現するこれまでの演奏スタイルではなくロシアの田舎のオーケストラ「ムジカ・エテルナ」日本公演はどこの会場も超満員、楽譜を超えた素晴らしい演奏に画家ピカソの絵のような驚きの感動を受けた。生演奏は二度と同じ演奏はできないが音楽は時代とともに変化していることを強調され、日本の演奏家に警鐘を鳴らした。
松山壽一副会長の「乾杯」の後、ホテルの美味しいランチを食しての楽しい会話に花が咲いた。
3.11東日本大震災を目前に山折哲雄名誉会長が作詞した「平成地蔵讃歌」を当アカデミーアンサンブルが本邦初演に挑戦、参加者の心を強く打った。藤田裕之副会長の中締めの挨拶は、夏の「京都サマーフェスティバル」と秋の「第２２回イイ文化サロン」の参加を呼びかけ閉会した。